ピアノ教材【ピアノヤメノン1】エチュードNo.15|大きな音はテンポゆっくりめ|アイーダより「凱旋行進曲」
ピアノ教材 子ども・大人向け ソナチネ程度
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ピアノヤメノン 1 : P.46
Part5 オクターブとオクトパスはまあまあ親戚 オクタはつらいよ
Etude15 大きな音はテンポゆっくりめ
アイーダより「凱旋行進曲」
こんにちは。ピアチャミュージックメソッド制作部のヤメノンアジテーター、シュガーS.です。
共同音楽出版社刊「やめなくていーよ ピアノヤメノン 1 」に興味を持ってくださりありがとうございます!
この本が少しでもピアノ好きの方のお役に立てれば嬉しいです。
移動するオクターブも練習法はいろいろ
指幅を8つ広げたままオクターブ移動しちゃうこの曲、
全体的にかなりの移動距離があります。✈
私も弾いてみましたが、オクターブのままの移動がかなり多くて(というかほとんど?)
「あ、これ簡単そうに見せかけて意外と大変なやつだ」と途中で気が付きました。
やさしいフリして実はハードなデレツン(?)タイプです。✨✨
これもやはり初めから譜面通りに弾こうとすると大変なので、左右外側の音だけを弾いてみるとか、
逆に内側の音だけを弾いてみるとか、いろいろと工夫してみるのをオススメします。
いきなり弾こうと横着すると、音は外しリズムも崩れるしでなんだか間抜けな感じになってしまったりするので…。😣
(経験者は語る)👓
オクターブを確実にとらえたい
それにしてもオクターブは強敵なので、リズムに乗って流れの中できちんと正しく弾くのはなかなか難しいですよね。
うっかり隣の音を弾いてしまって不協和音が響き渡った時の悲しさたるや…。😭😭
これも、最初はゆっくり弾いてみるとか、オクターブが出てきたところでいったん止めてみる、とか。
色んな練習方法があります。
曲の流れの中できちんとオクターブが捉えられるとかなりかっこよくキマリますから、
指が痛くならない程度に練習して⚡
オクターブマスターを目指しましょう…!🏆🏆🏆
ではオクターブしか弾けないマスター、弊所の小林にクローズしてもらいましょう(ぶん投げ)🏈
凱旋するなら先に門を作ろう : 著者からのコメント
ピアチャミュージックメソッド シリーズ著者の小林寛です。
連続したオクターブが出てきた場合、往々にして頑張りすぎになってませんか?
そして腕が疲れたり、最悪は腱鞘炎ハイウェイまっしぐら🚑というイヤなパターンも想像できます。
力が入ってしまう理由は
-音をよく知らないから、恐怖心から力を入れて位置を決めようとする
-音数が多いから、力を入れないと大きな音が出ない気がする
がほとんどです。
オクターブということは、外側1と5の指は同じ音。
まず1の指だけで、何を弾いているか落ち着いて理解しましょう。
そうすれば、位置決めに関してはクリアです。
大きな音を出さないといけない幻想。
これもあるあるですが、オクターブにフォルテの発想記号が付いてたら、つい頑張って大きな音を出そうとしてしまう。
しかしながら、そもそもオクターブ同時弾きは既に2音重ねてあるので、自動的に音量は稼げます。
このエチュードは、どこまで腕や手をリラックスさせた方がオクターブを弾きやすいのか?
そんな事を考えてみるシーンを提供します。
手の大きさが小柄な方は、無理に手を拡げずに逆に力を抜いてふわっと乗せてください。
いずれにしても、1の指がオクターブのゲートウェイ(門)です。
この応用として、
ショパンのエチュード「革命」🔥💨も、まず右手の和音の1の指が単独で弾けるようになると和音全部が弾けますよ。
そうそう、付点のリズムはあんまりつめ込みすぎずに。
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